「ジャパンC・G1」(25日、東京)
英国からの刺客サンダリングブルーは23日、角馬場から東京芝へ。伸び伸びとしたフットワークで徐々にスピードを上げていく。4コーナーをクリアして、ラスト2Fは馬なりのまま躍動感あふれる走りで駆け抜けた。
タイムは6F89秒7-42秒0-13秒3。動きを見届けたムニュイジエ師は「この馬らしいス
トライドの大きい走りで、とても良かった。日に日に良化しており、やる気満々でレースモードに入っている」と満足そうに話した。木曜朝には物見などをしていたそうだが、東京コースも2日目とあって、「きのうとの違いは歴然だ。とても走りに集中していた」と環境への順応の早さを強調する。
大きなタイトルがなく、このメンバーに入ると実績不足は否めない。しかし、F・
ベリーとコンビを組み始めた7月以降の充実ぶりは“上がり馬”と呼ぶにふさわしい。「多頭数のハンデ戦を経験してきたことが生きている。戦法はレースの流れの中でジョッキーに任せるよ」とトレーナーの鞍上に寄せる信頼は絶大だ。
「東京の芝コースは速いと心配していたが、草も分厚いし十分にクッションが利いている。これなら大丈夫だろう」とコース適性にも自信を深めた様子。後方待機策での一発がありそうだ。
提供:デイリースポーツ