12月1日(土)に阪神競馬場で行われる第69回
チャレンジカップ(GIII)に出走予定の
レイエンダ(牡3歳、美浦・
藤沢和雄厩舎)について、津曲調教助手のコメントは以下の通り。
(前走の
セントライト記念は初めての重賞で2着でしたが、振り返ってください)
「それまでの3戦が素晴らしい内容で皆さんの支持も集めたのですが、期待にこたえられず残念でした。レース自体は大外15番枠から競馬をしたので、その分が多少なりとも影響したのかなと思います。勝ち馬がうまくレースをしていた中で、最後まで諦めずに良い脚を使っていましたし、次に繋がる内容でした」
(レース間隔を取りながら使われていますが、今回の中間の様子は?)
「レース後は一旦ノーザンファーム天栄へ放牧に出して、約3週間前に戻ってきてからピッチをあげて調整してきました。馬体のハリも良いですし、調教も毎日元気よくこなせているので、状態自体はいいのではないでしょうか」
(
レイデオロと比べて、似ている点や違っている点は、どのあたりでしょう?)
「走ることが大好きというあたりは、お兄さんの
レイデオロとよく似ています。また
レイデオロは長く良い脚を使うタイプで、
レイエンダの方が瞬発力があるタイプなのかなという気がします」
(今朝の追い切りの狙いと手応えについて)
「以前、追い切りの時は、誘導馬を前に置いて追いかけて併入という形でしたが、馬が悪い意味で慣れないように変化を持たせるために、この中間は、この馬が誘導して、後ろから馬が来るのを待って、その馬を一旦前に出させてから併入という形にしました。その辺りもうまくこなしてくれていると思います。あまり強い調教はしてきませんでしたが、一度9月に競馬を使いましたし、阪神への輸送もあるので、これで十分じゃないかと思います」
(阪神2000メートルという舞台については?)
「不利の少ないコースで直線も長いので、
レイエンダにも合っていると思うので期待しています」
(また、コンビを組むのは今回も
ルメール騎手ということで、どんなレースを期待したいですか?)
「スタートを出たなりで、彼の判断でレースを進めていくことになると思います。好位でも中団でも競馬ができますので、その時の枠とスタート次第で、あとは彼に任せます」
(古馬との対戦となりますが、いかがでしょう?)
「函館で1000万を使ったときには、古馬の良いメンバー相手に楽に勝てましたし、もちろん今回は重賞でメンバーが手強くなりますが、この馬のポテンシャルをもってすれば、そのあたりをクリアしてくれるのではないかと思っています」
(ファンへ向けて一言)
「今回、初めて古馬と重賞で戦うことになりますが、ここできっちり結果を出してもらって来年に繋げたいと思ってますので、応援のほどよろしくお願いします」
(取材:小屋敷彰吾)
ラジオNIKKEI