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ケイティブレイブを管理する
杉山晴紀調教師
――今朝の追い切りについて教えてください。
杉山 先週は福永騎手が乗ってCWコースで追い切りました。思った以上に全体の時計が速かったので、今週は確認程度で55〜56秒ぐらいのつもりだというのはジョッキーと話していました。(しかし)内容的に53秒台で終いまでしっかり走っていました。先週も同じ感じだったのですが、ジョッキーが思っている以上に時計が出ましたが、(これについては)完歩が、ス
トライドがジョッキーが思っている以上に伸びているということで、いい傾向にあるのではないかと思います。
――この中間の調整は?
杉山 叩き2走目ということでJBCのときもかなり上積みを感じていました。その流れに沿ってJBCのときとあまり調整過程を変えずにやってきました。
――状態は上がっていますか?
杉山 正直、維持できればいいかな、という感じだったんですけれども。こちらが思っている以上にかなり上向いてきているという手応えは感じています。
――前走は初めての中央場所でのGI勝ちでした。
杉山 あれだけの馬を開業からそんなに時間が経っていない厩舎に預けていただきました。そのためにも地方のGIではなく中央の舞台で勝つということがひとつの区切りだと思っていましたので、それを果たすことができてまずはホッとしています。
――中京のコース適性は?
杉山 右回り、左回りはあまり関係ないと思うのですが。中京の場合は強いて言うと直線に坂があります。そこが違いにはなってくると思います。前走のような出たなりで相手を見ながらという競馬ができれば、克服はできるのではないかと思います。前走もジョッキーが言ってましたけれども、集中して出遅れないように。それができればそれなりの位置でレースを運べるのがわかっていますので。あまり展開に注文というのはつかないと思っています。
――ラ
イバル関係は?
杉山 強い馬がいるのはわかっていますけれども、厩舎サイドとして出来ることは馬が走れる状態に持っていくというのを集中してやるだけです。
――今回の馬体重は?
杉山 大きく変わってはいないと思います。
――最後に来年のドバイも含めた上での抱負を。
杉山 オーナーの夢もあって来年のプランというのももちろんあるのですが、まずは一戦一戦しっかり納得できる結果が出るようにやっていくだけです。また強い
ケイティブレイブを見せられるように頑張りたいと思います。
(取材・文:花岡貴子)