12月1日に中山競馬場で行われる
ステイヤーズステークス(3歳上・GII・芝3600m)。今年は
アルバート(牡7、美浦・
堀宣行厩舎)が4連覇を懸けて出走する。
アルバートが制してきた過去3年のダイジェストを振り返る。
■
アルバートが突き抜け圧勝! 4連勝で重賞初V!
各馬揃ったスタート。まずは6番
ユキノサムライがダッシュ良く出て、これに8番
メイショウカドマツが続くが、外から16番
プランスペスカが一気に上がってきて最初のコーナーに入る。
2コーナーに入り、先手を取り切ったのは
プランスペスカ。そのリードを3馬身ほどに広げて、
ユキノサムライが2番手、さらに1馬身半差で
メイショウカドマツが続き、その外を14番
スズカデヴィアスが上がっていき、さらに15番
カノンもこれに続いた。
メイショウカドマツから1馬身半差で5番
ネオブラックダイヤ、4番
ゴッドフロアー、11番
ファタモルガーナ、2馬身開いて3番
マイネルメダリストと9番
ケイアイチョウサンが並走。1馬身差で7番
カムフィー、さらに1馬身差で1番トゥインクルと2番
アルバート、3馬身開いて13番
ヴァーゲンザイルと12番
トルークマクト、そのさらに3馬身後ろの最後方が10番
サイモントルナーレとなった。
1000mの通過タイムは64.5秒。先頭は
カノンに替わってスタンド前へ。2番手
プランスペスカ、3番手
メイショウカドマツと続き、4番手以下は少し離れる形で2周目の1コーナーに入る。ここから
アルバートがじわじわとポジションを上げて中団の位置に。3コーナーで
メイショウカドマツが先頭に立ち、後続各馬の差も一気に詰まって最後の直線を迎える。
直線に入り、逃げる
メイショウカドマツを
ネオブラックダイヤや
ファタモルガーナ、
マイネルメダリストらが追うが、
アルバートがその間を割って一気に先頭に躍り出た。
アルバートはそのまま後続を突き放し、最後は脚の上がった先行勢を交わして2番手に浮上した
カムフィーに5馬身差をつけて圧勝。500万、
本栖湖特別(1000万)、
比叡S(1600万)に続く4連勝で初めての重賞制覇を果たした。
カムフィーとクビ差の3着にはトゥインクルが入り、
メイショウカドマツは6着、
ファタモルガーナは7着に終わった。勝ちタイムは3分45秒9(良)。