サウジアラビアRCを勝った
グランアレグリアの朝日杯参戦によって、確固たる軸馬不在で行われることになった今年の阪神JF。来春の牝馬クラシック戦線に名乗りを上げるのはどの馬か? コースと各馬個別のラップタイム
バランスから適性を分析するギャップレート理論の提唱者、
競馬予想家の夏目耕四郎氏に直撃した。
阪神JFはコーナーの緩やかな外回りの影響で、中盤の2ハロンが12秒台まで緩む中だるみの上がり勝負になりやすいのが特徴です。実際、脚質別では4コーナー先頭の馬が過去10年で3着内ゼロと、末脚勝負の傾向がハッキリと表れています。
オッズに目を移すと、当日の単勝オッズ49.9倍以内かつ前走東京の500万下クラス以上で上がり5位以内だった馬が過去10年で【4-5-4-10】で複勝率56.5%、複勝回収率132%と優秀。牡馬相手にGIII完勝の
グランアレグリア不在の今年は、やはり昨年同様、
アルテミスSで上がり上位だった1、2着馬が有力候補となります。
とくに注目すべきは、阪神マイルの新馬戦でラスト2ハロン22秒1のラップを差し切った
ビーチサンバ。また近年は本番につながっていない
ファンタジーS組ですが、勝ち馬
ダノンファンタジーは新馬で
グランアレグリアに負けた以外は完勝。上がりのラスト2ハロンはいずれも世代トップの数字でこちらも要チェックです。
(文=夏目耕四郎)
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