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【JRA】調教師試験合格発表(美浦)、合格者3名のコメント/美浦トレセンニュース

  • 2018年12月06日(木) 21時00分
 平成31年度の調教師免許試験合格者が12月6日午前10時に発表され、美浦所属の合格者3名の記者会見が同日午後1時から美浦トレーニングセンターで行われた。

■小手川 準(こてがわ ひとし)
 昭和46年11月16日生まれ・47歳、出身地・東京都、美浦・小桧山悟厩舎所属・調教助手

(志望動機は?)
 20年近く持ち乗りの調教助手をしてきたのですが、馬を介しまして本当に多くの出会いがありました。

 馬主さんはもちろん、牧場の方々やいつもバックアップしてくださる獣医師、装蹄師の方、時にはファンレターを頂くこともあり、たくさんの競馬ファンにも支えられてきました。

 1頭の馬にはすごくたくさんの人の思いが乗せられていて、調教師はその馬を最終的にレースに送り出すという、とても責任がある仕事です。それと同時にやりがいがある仕事だと思い、志望致しました。

 仕事をしながらの受験勉強は非常に大変でしたが、その都度、師匠である小桧山先生が背中を押してくださったのが本当に大きかったです。今日の日を迎えられたのは師匠のおかげ以外にはないので、本当に感謝しています。

(受験回数は?)
 調教師試験は今回で5回目で、2次試験は3回目になります。

(目標の先輩調教師、理想の調教師像は?)
 ここまで自分を育ててくださった小桧山悟先生が目標であり、尊敬する調教師です。

 先生の周りには本当に笑顔が溢れていて、まずは先生の人柄や人間性を目指していかなければいけないですし、これからも先生からいろいろと教わっていきたいと思っています。

(具体的に勝ちたい大レースや目指す厩舎像など、今後の抱負は?)
 こういう場所なので本当はダービーに勝ちたい、凱旋門賞に勝ちたいと言うべきかもしれませんが、持ち乗りの調教助手をずっとやってきて、1つ勝つことの難しさを痛いほど思い知らされてきました。

 まずはどんな条件でも構わないので、小手川厩舎の初勝利、それを目標のレースにしたいと思います。それが達成されたら、次の目標をまた考えていきたいです。

■深山 雅史(ふかやま まさし)
 昭和52年2月8日生まれ・41歳、出身地・東京都、美浦・伊藤正徳厩舎所属・調教助手

(志望動機は?)
 元々(家族が)競馬関係者ではないのですけど、競馬界に入るにあたっていろいろな方に相談をさせて頂いて、大学を卒業するなら調教師を目指した方が良いとおっしゃってくださった方がいまして、そのことがまず頭の中にありました。

 それが原点だと思っています。私がトレセンに入りまして仕事をしていくうちに、自分で厩舎を開業して、馬主、従業員、その他大勢の方を幸せにできるような形になればいいなという思いを強く持つようになり、調教師を志望しました。

(受験回数は?)
 調教師試験は8回目で、2次試験は5回目で合格できました。

(目標の先輩調教師、理想の調教師像は?)
 目標とし、尊敬する調教師は、伊藤正徳先生です。トレセンに入ってからずっと伊藤正徳先生のもとでやらせて頂いていて、入った当初は未熟でしたが、先生に叱咤激励して頂いたおかげで、現在の私があると考えております。

 できたら先生のようにGIを勝ち、先生に追いつき、追い越せるような調教師になれるよう頑張りたいです。

(具体的に勝ちたい大レースや目指す厩舎像など、今後の抱負は?)
 目の前のことを1つ1つ重ねた結果が勝利に繋がると考えておりますので、目の前のことを一生懸命やるのが大事だと思いますが、目標としましてはGIレース、その中でも競馬を知らない方も注目してくださる、ダービーや有馬記念などを勝って、競馬界を盛り上げていければ幸いだと考えております。

■宮田 敬介(みやた けいすけ)
 昭和55年10月8日生まれ・38歳、出身地・茨城県、美浦・国枝栄厩舎所属・調教助手

(志望動機は?)
 これまで本当にたくさんの方との出会いといいますか、ご縁に大変恵まれてここまでやってくることができたと考えております。

 お世話になった方々、これからお付き合いさせて頂く方々に対し、これまで以上に感謝し、恩返しをしていくためにも、調教師という責任ある立場で仕事がしたいと考え、調教師を志しました。

(受験回数は?)
 調教師試験は7回目、2次試験は5回目での合格となりました。

(目標の先輩調教師、理想の調教師像は?)
 師匠の国枝栄先生です。私自身のこれからの目標として、人を育てたいというのが1つ大きくあるのですが、先生のようにスタッフを信頼して、仕事を任せて育てることができるような、そういった器の大きい人間でありたいと考えております。

(具体的に勝ちたい大レースや目指す厩舎像など、今後の抱負は?)
 先ほども申しましたが、まずは人を育てること、そしてより多くの方々と感動や喜びを分かち合うことができるような、そういった馬を育てたいと考えております。

 このレースを勝ちたいという目標は現時点ではないのですが、今後の予定は未定ながら、可能であれば技術調教師としてアーモンドアイに帯同して、ドバイや凱旋門賞といった大きな舞台で日本競馬界の悲願が叶う瞬間をこの目で見たいと思いますし、微力ながらそのために何かお手伝いができればと思います。

(取材・文:佐々木祥恵)

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