来春の
桜花賞と同じコースで行われる2歳女王決定戦・
阪神ジュベナイルフィリーズ。ワンターンでゴール前に坂が待ち受けている阪神1600m戦コースは2歳牝馬には過酷な設定。瞬発力と同時に、スタミナも問われるコースだ。過去、このレースの勝ち馬の多くが、翌年以降も活躍していることからも必見のレースだ。
◎
ダノンファンタジーはデビュー戦こそ、のちにサウジアラビア
ロイヤルCを勝つ
グランアレグリアの後塵を拝したが、その後2連勝。前走の
ファンタジーステークスは好発もゆっくりと後方に下げて抜け出すという操作性の高さも証明してみせた。母はアルゼンチンの名牝で、ダート2200mのGI勝利も記録している。
ディープインパクトの産駒は過去、阪神競馬場の1600mで9つのGI競走含む重賞14勝。この舞台は得意とするところだ。
同じ
ディープインパクト産駒の○
シェーングランツは
ソウルスターリングの半妹。
アルテミスステークスの末脚はさすが血統馬らしいもので、奥深さを感じさせるレース内容だった。初めて経験する長距離輸送に一抹の不安もあるが、来春のクラシックへむけて、ここはしっかりと結果を出しておきたいところだ。
▲
ビーチサンバは逆に地元戦となった分、
アルテミスステークスからの上積みが見込める。
JRA賞最優秀2歳牡馬フサイチリシャールの全妹だから2歳戦は得意のはず。
シェーングランツの末脚に屈した前走も、3着以下には1馬身以上の差をつけており高い能力は示している。
2戦2勝△
クロノジェネシス、勝てば母仔制覇となる△
タニノミッション、外枠を引いた△
グレイシア。最後に来春のクラシックへ向けて△
プールヴィルの名前をあげておきたい。