当然ながら阪神JFは
ファンタジーSを勝った
ダノンファンタジーが注目を集めていますね。主戦の川田騎手が香港遠征中ということで、今回の鞍上はC.デムーロ騎手。陣営はかなり自信を持っているように見受けられます。
ちょっと冬毛は出ていますが、牝馬ですし季節柄そう気にする必要はないでしょう。
「460キロ前半くらいで出走できると思います。背が伸びたとか、見た目すごく大きくなったとか、そういうことはありませんが筋肉がついて体全体的な
バランスが良くなっています」(猿橋助手)
幼い馬はどうしても走るための筋肉がつききっていないので“緩い”と表現されることがよくあります。
「体が緩い馬はどうしても前に頼るようなところがあります」
ダノンファンタジーも以前はそのような体の使い方をしていましたが「今は改善され、体の使い方の
バランスがとれて良くなっています」とのことでした。
最終追い切りは調教師騎乗で行われています。馬なりで終い伸ばす程度でしたが、スピード感のあふれる動きでしたよ。
「現状、かなり馬が動ける状態だということで調整程度で十分だろう、という判断でこのような仕上げになりました。順調にきています」(猿橋助手)
性格はすごく真面目で一生懸命走ります。
「カイバ食いもいいので、しっかり負荷をかけて調整できるのもいいですね」
ダノンファンタジーはすごくバネのある走りをしますよね。阪神JFでもキッチリ弾ける走りを披露してくれるでしょう。
(取材・文:花岡貴子)