9日に阪神競馬場で行われる
阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳・牝・GI・芝1600m)。過去10年のデータを番・枠順別に分析する。なお、過去10年は全てフルゲートで行われている。
最多となる5回の馬券絡みは11番。4回で4番、18番、3回で2番、13番が続く。過去10年間で馬券絡みが一度もないのは、3番、5番、12番、14番、17番。
旧阪神芝1600mは外枠不利が顕著なコースだったが、新コースになってその点は解消。6〜8枠が6勝を収めており、外枠をマイナスに捉える必要は無さそう。むしろ、大外18番は1-1-2-6で複勝率40%、複勝回収率126%と悪くない。ただし、昨年は大外枠から発走した1番人気の
ロックディスタウンが、前に壁を作ることができずに惨敗している。
2〜5枠は1勝止まりで、内めの中枠が振るわない傾向。また、偶数と奇数はともに10連対と大きな差はないが、一桁の奇数番に限ると1-2-1-46で複勝率8.0%、複勝回収率64%と苦戦。キャリアの浅い牝馬同士の一戦だけに、ゲートで待たされる内枠の奇数番は割引が必要だ。
出走全頭のベタ買いでの単勝回収率が31%、複勝回収率が60%という人気馬が強いレースで、実際に過去10年間で6番人気以下の馬券絡みは7回、10番人気以下の馬券絡みは3回のみ。コース改修によって枠順の有利不利は解消され、強い馬が順当に能力を発揮できるようになったと考えて良さそうだ。