☆16日阪神競馬場で行われる第70回朝日杯フューチュリティステークス(GI)に出走を予定している
ファンタジスト(牡、梅田智)について追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。
◎
ファンタジストについて、
梅田智之調教師
・(前走の
京王杯2歳ステークスは)その前のレースから1ハロン延びてスローペースで、これまでのレース内容からかなりギャップがありましたが、
武豊騎手が上手く乗ってくれて馬もそれに応えてくれたレースだったと思います。内容的に評価できるレースでした。
・その後は厩舎においたまま様子を見て今週の競馬に合わせて逆算して調教を続けてきました。前走後普通に疲れは出ましたが、直ぐに乗り出すことができ、中5週で時間もありました。十分な調整が出来ました。
・(一週前の追い切りは)今までそこまで(強く)攻めたことが無かったのですが今回はGIだったのでどこまでできるかやってみようという事でやりました。(体重の軽い)西原調教助手が乗ったとは言えなかなか出る時計ではありませんでしたから圧巻でした。
・一週前で粗方出来ていましたので今週は前に馬を置いて、その後ろで我慢して最後は並んで抜かすという予定通りの調教が出来ました。
・これまで3回走って体重も増えています。言い方を変えれば余裕があったと思うのですが今回はGIなのでしっかり仕上げてきているのでこれまでより馬にとってはハードだったと思います。
・これまでこの馬は3回とも違う競馬場で走っていますから初コースというのは気にしていません。ただ距離だけはやってみないとわかりませんが、かかることはありません。ただ最後の脚を使えるかどうかはわかりません。
・精神的に多少は大人になりましたが未だに子供っぽいところはあります。肉体的には牡馬のわりに華奢なところがありましたが使うごとに体重も増えて筋肉がしっかりしてきた部分がありますね。
・従順でコントロールがしやすいところが強みです。後はそれをレースで生かせればというところですね。レースになったら後は騎手に任せます。センスのある馬なのでどんな流れにも対応できます。現在無敗で来ていますからこのまま行ければいいなと思っています。
〔取材:檜川彰人〕
ラジオNIKKEI