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【有馬記念】レイデオロ「ファンタスティック!」ルメール過去最大の褒めちぎり

デイリースポーツ
  • 2018年12月13日(木) 06時00分
 「有馬記念・G1」(23日、中山)

 ファン投票で1位(11万293票)を獲得したレイデオロが12日、暮れのひのき舞台に向けて1週前リハを行った。時計は特別目立つものではなかったものの、動きは騎乗したルメールが手放しで絶賛するほど。万全の状態で決戦を迎えられそうだ。

 熱烈な期待に応えたい。ファン投票1位で出走するレイデオロが、美浦Wで1週前追い切りを行った。帰厩後では初となる併せ馬。ドラゴンストーム(6歳障害オープン)を目標にしてスタートし、道中でその差を徐々に詰めて最後は併入。切れのある動きで4F52秒6-39秒0-12秒7をマークした。

 騎乗したルメールは、「ファンタスティック・コンディション!」と満面の笑みで声を弾ませる。今回を含めて相棒の追い切りには9度騎乗しているが、ここまで大きなリアクションはなかった。よほど状態がいい証拠だと捉えていいだろう。「シャープな動きだった。いつもは少し反応が遅いところがあるけど、きょうは自分から走ってくれた。体も完璧。前走よりも良くなっている」。過去最高の出来で臨めるとみて間違いない。

 この秋は始動戦のオールカマーを完勝し、続く天皇賞・秋も制覇。藤沢和厩舎の秋の王道ローテーションといえば、02、03年のシンボリクリスエス、04年のゼンノロブロイが歩んだ天皇賞・秋→ジャパンC→有馬記念。しかし、あえてレイデオロは違う道を歩んできた。指揮官は「クリスエスやロブロイと違ってこれからの馬。やはり、G1・3戦は厳しいからね」と説明する。馬優先が流儀。馬に合わせたローテが、今回も見事にはまりそうだ。「レース間隔をあけて使っているので、馬の雰囲気はいい」と好気配を伝えた。

 舞台の中山芝2500メートル戦に、鞍上は「ピッタリ合う」と適性の高さを強調。師も「難しいコースではあるが、大丈夫だろう」と不安視していなかった。本番まであと10日。17年ダービー馬によるグランプリVの機運は日に日に高まっている。

提供:デイリースポーツ

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