今年の朝日杯フューチュリティステークスには強力な牝馬が登場! 38年ぶりの牝馬Vを狙う
グランアレグリアはどうなのか、識者にうかがった。まずは馬体派でおなじみ、トーチュウ若原隆宏記者。
「
グランアレグリアについて、大きな争点は朝日杯での牝馬劣勢の歴史だろう。これには、この時期の牡馬と牝馬の差を考える必要がある。若いサラブレッドの成長曲線は牡馬が先行する。馬体重を例に取ってみよう。
今年の3歳から10世代さかのぼって統計すると、2歳9月、12月、翌3月での出走馬平均体重を牡牝差でみると、順に21キロ差、26.4キロ差、27.3キロ差だ。これを500万以上の条件に絞ると17.7キロ、26.1キロ、26.1キロ。出走に至るだけ、あるいは勝ちあがるだけ成長しているというバイアスに注意しよう。
しかし、2歳戦ということを考えると、完成度が比較的高い個体の成長曲線は、2歳12月時点では牝馬が先行する牡馬にほぼ追いついてプ
ラトーに達している。朝日杯の時点では性差よりも、その馬自身の完成度をみてやるべきだということがわかる」
完成度が一番重要で、牝馬であることは影響ないだろうという見解だ。次に『
ウマい馬券』で活躍中の「的中型人工知能」技術者貫井駿氏に訊いてみると、
「キャリア2戦ともに単勝1倍台の圧倒的支持に応え、無傷の2連勝。前走は出遅れながら非凡な加速力で位置を押し上げ、最後は2着に0.6秒差。父・
ディープインパクトを思わせる派手な勝利で、実績評価は十分。しかも、新馬戦で2着に下した
ダノンファンタジーは、先週の阪神JFで豪快な差し切り勝ちしている。
メンバー強化とはいえ、ここでも人気となることが予想されるが、2カ月ぶりの実戦、初の右回りと「調子」や「適性」に不安材料がまったくないわけではない。ここの人気と不確定要素の
バランスから、馬券妙味を人工知能がどう評価するのかが馬券組み立ての最大のポイントになりそうです」
12月17日放送NHK総合「ノーナレ」にも出演予定という、競馬AIの
トップランナー貫井駿氏。果たして、人工知能はどんな結論となるのでしょうか。
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