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朝日杯FS・G1」(16日、阪神)
2歳王者の座を狙う
アスターペガサスにとって、反撃の鍵は折り合いに尽きる。
引き当てた枠は2枠3番。「枠はどこでも関係ないよ。最初のコーナーまで長いからね。折り合いさえつけばマイルも大丈夫。末脚を生かせると思う」と中竹師だ。
その“折り合い”に苦労したのが前走。新馬戦、函館2歳Sと6F戦で連勝したが、距離が1F延びた京王杯2歳Sは、道中行きたがって5着に敗れた。「かなりのスロー。しかも、久々で急仕上げ。気負っていた」と指揮官は振り返る。
ただ、今回は心配無用だ。「大丈夫。1回使ってガス抜きできたし、折り合える。前走は緩かったから体重は減っているけど、ちょうどいい」。14日朝、角馬場6周のメニューを見守り、万全の仕上げに胸を張った。
鞍上の福永にとっては、現役最多となる
朝日杯FS4勝目が懸かる一戦。水曜の追い切りに騎乗し、「前走よりも体が締まって、息遣いも良くなった。動ける」と手応えをつかむ。
トレーナーも「スタートの遅い馬。自分が乗ってゲートを出したこともあるけど、(ゲート)センスがなかった。それが、前走はポンと出たからね。さすがユーイチ。大きな収穫だよ」と主戦に全幅の信頼を寄せる。今度は折り合って、はじける。
提供:デイリースポーツ