ファンタジストを送り出す梅田師、かなり自信を持っていますね。
「この馬の心肺機能の高さは秀逸。坂路では2歳馬とは思えないほどの時計を叩き出した(49.5秒)のに、上がってからケロッとしているんだ。改めて凄い馬だと思ったよ」
不安材料を無理矢理探すと、距離と道悪が思いつきますが…。
「両方とも気にしていないよ。オンとオフの切り替えが上手につくし、折り合いも問題ないからね」
普段の様子ですが、
ファンタジストはホント大人しくておっとりしているんです。ただ、テレビカメラなどが向けられると「結構離れている距離でも見つけて気にするところがある」(西原助手)そうですが、だからといって大騒ぎするわけではないとのことです。ただ、京王杯でターフビジョンに物見したのは、
ファンタジスト自身が周囲の変化に"気付いてしまう故"のことなのかな、と思いました。
最後に。夏のトレセン密着でも書きましたが、
ファンタジストの
チャームポイントは左目だけに白目がみえるところです。右側から見たときの顔と左側から見たときの顔は雰囲気がまるで違うんですよ。ぜひパドックで確認してみてくださいね。
(取材・文:花岡貴子)