朝日杯FSを勝った
アドマイヤマーズは一夜明けた17日、馬房で休んでいた。
「とくに目立った疲れもみられません」と大江助手。ただし、撮影で数人のカメラマンを前にすると少々ピリッとしたところを見せたので、すぐに撮影は取りやめた。
担当の津田助手はゲートについていったため、移動のバスの中での観戦だった。
「イメージしていたとおりのレースでした。頑張ってくれましたね。モニターのついているバスだったので、抜け出して『勝ったな』と思いながら見ていました」
アドマイヤマーズの長所は
バランスの良さ。しかし、成長の途上では往々にして一時的に
バランスが崩れることもある。
「この中間、放牧から戻った時は少し太かったんです。でも、絞っていくといいかんじの
バランスで余分な肉がとれていくんです。これまでの自分たちの経験では“こんな馬いないよな”というような理想的な絞れ方なんですよね。なので、
アドマイヤマーズはいまのように
バランスの良いまま、将来的には少しずつ
スケールアップして欲しいです」(津田助手)
(取材・文:花岡貴子)