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【全日本2歳優駿レース後コメント】ノーヴァレンダ北村友一騎手ら

ラジオNIKKEI
  • 2018年12月20日(木) 12時00分
 川崎競馬場(天候:晴 馬場:重)で行われたダートグレード競走の第69回全日本2歳優駿(ダート1600m)は、14頭が出走して行われ、5番人気ノーヴァレンダ(JRA)が早め先頭から押し切って優勝した。

 スタートして向正面までは北海道のイグナシオドーロがハナを切って行ったが、2番手につけていたノーヴァレンダが早めに先頭に立ち、マークするように1番人気ガルヴィハーラ(JRA)が2番手につけて4コーナーへ向かった。中団でレースをしていた2番人気デルマルーヴル(JRA)が3コーナーからスパートして外を回って追い上げ、4コーナーを回ったところでは3番手に上がった。

 ノーヴァレンダガルヴィハーラを振り切ったところに、外からデルマルーヴルが一気に差を詰めて並んできたが、ノーヴァレンダがアタマ差残して優勝した。勝ちタイムは1分42秒8。勝利騎手はJRA北村友一で、これがJpnI初勝利。3着は1馬身半差でガルヴィハーラ、4着メイクハッピー(JRA)、5着ウィンターフェル(北海道)。3番人気ミューチャリー(船橋)は6着。

 ノーヴァレンダは栗東・斉藤崇史厩舎所属の2歳牡馬で、父ダイワメジャー母モンプティクール(母の父クロフネ)。デビュー戦は競走中止となったが、その後3連勝で重賞初制覇。通算成績は4戦3勝。

<レース後の関係者のコメント>
1着 ノーヴァレンダ 北村友一騎手
「JpnIを勝つことができて嬉しいです。レース前イレ込んでいた割には上手くスタートを決められて、楽に前につけられました。4コーナーでガルヴィハーラが並んできて直線で振り切ったと思ったら、デルマルーヴルが並んできてヒヤッとしました。なんとかしのいでくれて良かったです。この馬は心肺機能が強いです。ただ、コーナリングはまだまだで、精神的にも幼いのでそのあたりの課題を一つ一つクリアしていきたいです。(北村騎手自身について問われ)JpnIを勝つことができたので、今後は中央のGIも勝ちたいです」

 斉藤崇史調教師
「馬も厩舎もジョッキーもJpnI初制覇となり、すごく嬉しいです。コーナーをうまく回れるか心配していましたが、なんとか頑張ってくれました。今回は中央のメンバー中唯一の関西馬で、調整が心配でしたが、川崎競馬の方の協力もあり良い状態でレースを迎えることができました。今後、精神的に成長していけば、さらに楽しみです」

2着 デルマルーヴル ミルコ・デムーロ騎手
「1コーナーまでずっとハミを噛んでいて、道中ずっと手前を替えてくれませんでした。直線でもなかなか手前を替えてくれませんでしたが、ゴール直前に手前を替えてからは伸びてくれました。今日は枠順もベストではなく、残念なレースでしたが、良い馬です」

3着 ガルヴィハーラ クリストフ・ルメール騎手
「コーナリングが得意な馬ではないので、川崎競馬場はこの馬にとって厳しかったです。レースはスローペースだったので良いポジションをとりましたが、その分最後の瞬発力がなくなりました。広いコースが合っていますが、それでも3着に来ているのでよく頑張っています」

4着 メイクハッピー クリスチャン・デムーロ騎手
「レース中の不利は問題なかったですが、馬自体のフットワークが大きいので小回りコースとコーナー4つは、この馬にとって厳しかったです」

 新開幸一調教師
「今日は小回りが合わなかったことが全てです。この馬には東京のような広いコースが一番合っていますね。また仕切り直します」

(取材:小屋敷彰吾)

ラジオNIKKEI

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