「阪神Ｃ・Ｇ２」（２２日・阪神）

　スプリント界で一時代を築いたレッドファルクスが、ラストランを迎える。年が明ければ８歳。しかし、雄大なトモ、厚い背中、大きく回る肩と、とてもベテランランナーには見えない馬体を維持している。

　最終追い切りは美浦Ｗで単走。前後の脚をこれでもかと大きく動かして躍動した。５Ｆ５３秒８-３９秒５-１２秒８。「先週もしっかりやって、週末は坂路にも入れた。輸送もあるので過負荷にならないように。片手前のまま走り切っちゃったけど、パワフルで大きい走りだった」。尾関師の採点は、ほぼ満点だ。

　「阪神はこの春の阪急杯（３着）でも走っているし、輸送は問題ない。その阪急杯だって勝ちに行く競馬をすれば勝っていた内容。種牡馬入りも内定しているし、有終の美を飾りたいね」。トレーナーは惜別の勝利に自信をのぞかせた。

提供：デイリースポーツ