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【有馬記念】ドリームジャーニーがブエナビスタを差し切り春秋グランプリ制覇/平成有馬記念列伝(2009年)

  • 2018年12月21日(金) 22時00分
 ジャパンカップを制しファン投票1位を獲得したウオッカをはじめ、有力どころが軒並み回避。ファンが来年への期待も込めて1番人気に支持したのはブエナビスタだった。

 春に牝馬二冠を達成したものの、札幌記念で2着に敗れ予定していた凱旋門賞遠征を中止。秋華賞はハナ差の2着入線も降着、エリザベス女王杯は大逃げ2頭を捉えきれず3着と歯がゆい内容が続いていた。

 2番人気は春のグランプリ宝塚記念を制したドリームジャーニー。前年は4着止まりだったが、その後本格化。得意の中山コースで逆転を狙う。3番人気はやや離れてマツリダゴッホ。こちらも2年前の有馬記念を制し、この秋にはオールカマー三連覇を達成している名うての中山巧者だ。差がなく4番人気に3歳フォゲッタブルが続く。

 ゲートが開くとスッとリーチザクラウンがハナへ。1000m通過58秒6の速いペースの中、ブエナビスタはこれまでの後方待機策とは一転、好位6番手を追走する。一方、ドリームジャーニーはゲートのタイミングが合わず後方2番手から。

 3コーナー過ぎから、道中は中団に構えていたマツリダゴッホが一気に捲って先頭集団に並びかけ直線へ。直線に向くとマツリダゴッホの外から、横山典弘ゴーサインに応えたブエナビスタが一気に交わす。さらにその外からドリームジャーニー

 残り200m地点で馬体が合うと、ブエナビスタがもう一度伸び返したものの、2頭のマッチレースは1/2馬身差でドリームジャーニーに軍配。3着には最後方からエアシェイディが押し上げた。

 勝ち時計は歴代2位となる2:30.0。リーチザクラウンの逃げとマツリダゴッホの捲りが生み出した激流により、後方待機組が上位を独占する中、正攻法で2着に粘ったブエナビスタの強さも印象に残った一戦だった。

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