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【有馬記念】ラストランのオルフェーヴルが8馬身差V ウインバリアシオンもゴールドシップも置き去りに/平成有馬記念列伝(2013年)

  • 2018年12月22日(土) 12時00分
 凱旋門賞2年連続2着のオルフェーヴルは、このレース限りでの引退を表明。その走りを目に焼き付けようと、12万を超えるファンが中山競馬場に詰めかけた。単勝オッズは1.6倍。

 2番人気はゴールドシップオルフェーヴルとは初対決となる。この年の宝塚記念を制したものの、秋2戦は5着、15着と精彩を欠いており、鞍上にR.ムーアを迎えて捲土重来を期してきた。

 この2頭が抜けた人気となり、離れてアドマイヤラクティウインバリアシオンと続く。

 ルルーシュがハナを切り平均ペースで流れる中、オルフェーヴルは後方13番手からの競馬。ゴールドシップもダッシュがつかず、R.ムーアに促されて何とかオルフェーヴルのやや前目まで押し上げる。

 3コーナー過ぎからオルフェーヴルが動き、そのまま抑えきれない手応えで進出。4コーナー入り口で早くも先頭に立つ。一緒に動いたウインバリアシオンゴールドシップが外から追撃体勢に入るが、その差は全く縮まらない。200mを切ってもその差は開く一方。実に8馬身もの大差をつけてオルフェーヴルがゴールに飛び込んだ。

 2着には、これでオルフェーヴルと4度目のワンツーフィニッシュとなるウインバリアシオンが入り、ゴールドシップが3着。

 レース後の表彰式で「僕はオルフェーヴルが世界一強いと思います。オルフェーヴルに出会えて本当に良かったです」と叫んだ池添謙一凱旋門賞制覇の夢は、次代へと引き継がれた。

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