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【有馬記念2018予想】 今年のメンバーは多士済々! 芸能界随一の相馬眼・草野仁が注目するイチオシ馬は?/JRAレース展望

  • 2018年12月21日(金) 18時37分
 いよいよ明後日に迫った第63回有馬記念。枠順も決まり、あとはゲート入りを待つのみとなった。今回は長年にわたり有馬記念を見続け、一口馬主としても過去にダンスインザダークダンスインザムードブエナビスタといった名馬を所有していた草野仁さんに、有馬記念の思い出や今年の見どころ、個人的見解、楽しみ方などについてうかがった。


―――過去のレースで、最も印象に残る有馬記念は? また、その理由もお願いします。

 1999年の有馬記念です。前年の覇者グラスワンダーは、翌年の宝塚記念を制するなど重賞3勝と絶好調。一方、天皇賞、続くジャパンCも手中に収めたスペシャルウィークがファン投票1位で両雄の対決ムードが盛り上がっていましたね。

 レースでは中団より後11番手にグラスワンダー、これをマークするスペシャルウィークは最後方。直線に入って一旦ツルマルツヨシ、さらに変わってテイエムオペラオーが先頭に立つも、残り50mあたりからグラス、さらにその後ろからスペシャルが強襲し、テイエムを交わしてグラスとスペシャルがほとんど同時にゴールイン。

 最後の勢いは、スペシャルが上回ったかのようにも見えました。長い写真判定に持ち込まれましたが、勝利を確信したスペシャル・武豊騎手がウイニングラン! しかし、判定の結果はわずか4センチ差ながらグラスワンダーの勝利。有馬記念2連覇を達成しました。名騎手は、どんな微差でも勝ったかどうかわかるものだといわれますが、このときは天才・武豊騎手の勘をも狂わせるほどの大接戦だったということなのでしょう。

―――今年の有馬記念は過去と比べていかがですか?

 最強馬と思われているアーモンドアイが不在、スワーヴリチャードが欠場とやや寂しいメンバーになった感は否めません。それでも天皇賞馬レイデオロジャパンCで驚異的レコードの2着だったキセキ、クラシック路線で健闘したブラストワンピース、それに武豊騎手の障害最強馬オジュウチョウサンサトノダイヤモンドなど、一応、格好のつく役者は揃ったといっていいでしょう。

―――1番人気が予想されるレイデオロについては?

 秋はじっくり休養をとってレースに臨んで来られたので、体調はまったく心配なさそうですね。しかも、ルメール騎手が騎乗するとあればミスはないでしょう。

―――今年の見どころは?

 レイデオロが一番栄冠に近いところにいると思いますが、クラシック路線でダービー5着、菊花賞4着とやや不運にも思えたブラストワンピースが潜在能力を発揮できるかどうか、池添騎手の騎乗に注目したいですね。

 ―――最後に、今年の有馬記念の楽しみ方を教えてください。

 有馬記念は一年の年収めのGIなので、自分が一番好きな馬を応援してみたらいかがでしょう。


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