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【有馬記念2018予想】 負けない女が断言! 「今年は荒れる!」 波乱要素満載の有馬記念はこう買え!/JRAレース展望

  • 2018年12月22日(土) 18時45分
 今年の有馬記念は障害界のスーパースター、オジュウチョウサンがファンの支持に応えて参戦。ジャパンCの優勝馬アーモンドアイ、3着馬スワーヴリチャードこそ出走してきませんが、近走不振のGIウイナーたちが多く参戦し、バラエティに富んだメンバー構成となりました。

 オジュウチョウサンがかつての日経賞テンジンショウグンのように、アドバルーンを打ち上げてくれたらまさに「ドリーム有馬記念」ですが、その頃と比べると馬場が高速化しているだけに、厳しい条件でしょう。個人的には勝って欲しい気持ちはありますが、よっぽど雨が降らないと、無尽蔵のスタミナを生かせないと思われます。

 しかし、今年の有馬記念も恐らく、荒れます。荒れる要素をいくつかご紹介すると、まず有馬記念で重要なのは、実力以外に「余力」であるということ。近年、有馬記念を圧勝したのは2003年のシンボリクリスエス(9馬身差)と2013年のオルフェーヴル(8馬身差)ですが、この2頭は前走で敗戦を喫していました。

 シンボリクリスエスは前走のジャパンCで勝ち馬タップダンスシチーに離されること9馬身1/4差の3着。また、オルフェーヴルは前走の凱旋門賞で勝ち馬トレヴに離されること5馬身差、格下のアンテロをなんとかクビ差退ける形での2着でした。昨年の有馬記念キタサンブラックが優勝しましたが、前走のジャパンCでは3着とやはり敗れていました。

 逆に、ジャパンCシンボリクリスエスに大差をつけたタップダンスシチーは、同年の有馬記念シンボリクリスエスに大差をつけられる形で8着に凡走。昨年のジャパンCではキタサンブラックを撃破したシュヴァルグランも、有馬記念ではキタサンブラックを着順が入れ替わる形で、3着に敗退しています。今年、アーモンドアイスワーヴリチャード有馬記念に出走してこないのは、牧場側の事情もありますが、出走させたとしても勝てない可能性が高いからです。

 そもそも今年のジャパンCは、レコードタイムで決着したようにかなりのハイレベル戦でした。そのレコードを作り出したのはレースを緩みないペースで引っ張ったキセキであり、3着馬スワーヴリチャードを3馬身半差突き放していることからも、かなり強いと判断できます。しかし、それだけに今回は余力という部分で不安が残ります。

 確かにジャパンC有馬記念を連覇した馬はいるにはいるのですが、指数でみるとどちらかのレースを走れていないことがほとんど。ジャパンCがハイレベルな年ほど、そこで好走した馬は、次走の有馬記念では「本当に同じ馬か?」と思うほどのぶっ飛び方をしています。だからこそ、有馬記念アメリカンボスアドマイヤモナークオーシャンブルーといった人気薄が上位に突っ込んでくるのです。

 今年のジャパンCを勝ったアーモンドアイが、ゴール後に歩様が乱れてヨロヨロしながらウイニングランをしていたあたりからも、相当に消耗度が高かったレースと推測され、キセキは消してこそ馬券妙味では? ほかにも余力の面で疑問がある人気馬が出走しているので、それらはバシバシ消して、昨年のクイーンズリングのような、近走でまともなレースができていない馬に印を回したいところです。

 また、もうひとつの有馬記念のポイントは、近年の有馬記念はどスローで上がりの速い決着が多く、内々を立ち回った馬が断然有利であること。近年の有馬記念の上位馬を見ても、4年前は4番のジェンティルドンナ、一昨年は1番キタサンブラック、2番ゴールドアクター、昨年は2番キタサンブラック、3番クイーンズリングのように内枠の馬ばかり。昨年のクイーンズリングなどは、外枠の馬がコーナーで外々に張られるなか、うまく内目を立ち回ってハマりました。

 今年もキセキが外からハナを取り切って、レースをハイペースで引っ張れば、そこまで枠順の影響は受けませんが、同馬はスタートがそれほど速いタイプでもありませんし、お疲れさまの状態ならばそういうレースはできないでしょう。1枠のオジュウチョウサンが積極的に出して逃げる形ならば、昨年の内枠決着の再現もあるかもしれません。
(文=山崎エリカ)


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