「
有馬記念・G1」(23日、中山)
昨年のジャパンC覇者
シュヴァルグランは濃い霧が発生した21日朝、角馬場→栗東DP→坂路のメニューをこなした。「恥ずかしくない状態で出せると思います。程良く気合が乗り、反応もいいです」と大江助手は仕上がりに手応えをつかむ。
木曜の公開抽選ではゲストの土屋太鳳が真っ先に馬名入りのボールを引き、トップバッターに。友道師が引き当てたのは平成元年Vの
イナリワンを最後に28年もの間、勝利どころか3着以内も出ていない8枠15番となった。
「しょうがないですね。ボウマン騎手がクジを引いてくれれば良かったんですけど(笑)」。冗談交じりに話した大江助手だが、「馬の並びはいいし、有力馬を見ながら行けるのはいい。積極的に乗ってくれれば」と悲観する様子は全くない。
16年6着、17年3着に続く3度目の挑戦。昨年は直線で大きな不利を受けて、不完全燃焼の結果に終わった。「騎手が昨年経験しているのは強みだと思います」。“アンラッキー枠の呪縛”を解き、三度目の正直で平成最後の
グランプリを制してみせる。
提供:デイリースポーツ