ホープフルSで相当な人気が予想される
サートゥルナーリアだが、ここまで非常に順調に調教をこなしている。
「先週水曜(19日)は
ミルコ・デムーロ騎手に乗ってもらって追い切りました。今週月曜(24日)は感触を確かめる程度の追い切り(坂路で52.5-11.9)だったのですが、時計が(水準より)出てしまうんですよね。でも、これくらいの時計でもこの馬にとっては過負荷にはならないので大丈夫でしょう」(辻野助手)
馬体は前走と比べて少し大きくなっている。
「輸送もありますし、少し余裕のあるくらいで行くことになりますね」
課題をあげるとしたら、という取材陣からの問いには
「まず、輸送競馬ですね。あと重賞2勝馬もいるような強い相手と戦うのも初めてです。それが不安かといえば、そういうわけではないです。それくらいはクリアして欲しいと思います」
ちなみに25日は軽い曳き運動、26日は騎乗しての調教をこなし、27日は輸送というスケジュールで初重賞初GIに挑む。
「まだ未完成な馬で、馬体はクラッチが繋がりきっていない感じがします。でも、いい意味で図太さもあり、少しくらいパワーが要求される馬場も苦にはしないと思います。担当の吉岡さんは今回が担当としては最後の競馬(1月より技術調教師になるため)になるので、馬はこれからなんですけど人の花道を飾って欲しいですね」
(取材・文:花岡貴子)