28日に中山競馬場で行われる
ホープフルS(2歳・牡牝・芝2000m)。過去10年のデータを枠順・馬番から分析していく。
過去10年の馬券内30頭を馬番別に分析してみると、最多となる5回の馬券絡みを果たしているのは7番。4回で11番が、3回で2番、6番、10番で続く。過去10年間で馬券絡みが一度もないのは、3番、4番、12番、14番、16番(ただし12番は9頭、14番は6頭、16番は5頭の出走)。
枠順で内外を比較すると1〜4枠は5-3-4-53、5〜8枠は5-7-6-62。複勝率がそれぞれ18.5%と22.5%で複勝回収率は56%と79%。やや外枠優勢という程度で、際立った差は見られない。ただし、1枠で勝利している2頭(12年
サトノネプチューン、13年
エアアンセム)はともに人気薄だった。また8枠は過去23頭が出走して優勝例なし。昨年の
ジャンダルムも2着止まりだった。特に大外枠は0-0-1-9と特に苦戦が目立っている。
重賞昇格の14年以降に絞ると、1〜3枠は1-1-0-17と成績が極端に落ちる。レースレベルが上がった結果、流れがタイトになりやすく、内枠の利を生かしにくくなっている可能性がある。特にGIに昇格した昨年は、1000m通過が59秒6というハイペースとなったため、2着に15番
ジャンダルム、3着に13番
ステイフーリッシュと外枠の差し馬が台頭した。
Aコース最終日で行われるため、もし内目の馬場が荒れているようなら、外枠勢の激走に注意を払いたい。