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【地方競馬】岩手競馬で再度の禁止薬物陽性馬が発生 1月7日まで開催取り止め

  • 2018年12月26日(水) 17時41分
 24日、(公財)競走馬理化学研究所から岩手県競馬組合に、17日の水沢競馬出走馬から禁止薬物のボルデノン(アナボリックステロイド ※筋肉増強剤)が検出されたとの報告があった。26日、岩手県競馬組合が発表した。岩手競馬では同様の事案が今年7月・9月・10月にも発生しており、全厩舎の緊急立入検査、厩舎監視体制の強化など再発防止策を講じてきた。

 これまでの事案では水沢競馬場の在厩馬からの検出だったが、今回は初の盛岡競馬場の在厩馬だった。検出されたのは17日の水沢競馬第1レースに出走し、3着となったネイチャーサムソン。岩手競馬へは同レースが初出走で、11月22日の転入の翌日に検体採取した事前検査の結果は陰性だった。

 この事態を受け、岩手競馬は12月30日〜来年1月7日までの開催取り止めが決定した。また、明日27日に園田競馬場で行われる兵庫ゴールドトロフィー(JpnIII・3歳上・ダ1400m・1着賞金2100万円)に出走が確定していたラブバレット(牡7・岩手・菅原勲厩舎)は公正保持のため競走除外となった。

 岩手県競馬組合では、24日、競馬法違反に該当する恐れがあることから、所轄の奥州警察署に連絡した。

【達増拓也 岩手県競馬組合管理者コメント】
 12月17日(月)に出走した盛岡競馬場所属の競走馬から、今回、新たに4頭目の禁止薬物陽性馬が発生したことは、極めて深刻な事態と受け止めており、ファンの皆様、競馬関係者の皆様、そして県民の皆様にお詫び申し上げます。

 今回、盛岡競馬場の在厩馬から陽性馬が発生したことで、一連の陽性馬発生の原因が岩手競馬を標的とした故意的なものである可能性が高まったと考えられることから、競馬組合として、1日も早く原因を究明するため、警察捜査に全面的に協力するとともに、公正な競馬を提供できるよう、これまでにも増して強い危機感を持ち、厩舎関係者と職員が一丸となり、全力を挙げて取り組んで参ります。

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