チャンピオンズC当週の水曜、
ゴールドドリームが追い切りを行っていないことを受け、回避の可能性が高いと思いながら平田厩舎に取材に行きました。
予想どおり、残念ながら回避のお知らせが。平田師は「火曜の調教の後から右前脚の歩様に違和感が見られたので回避します」としながらも、すでに発表した段階で状態はかなり改善されていたことも打ち明けてくれました。
「すでに午前9時くらいに歩かせて歩様を確認したら、もう良くなってはいたけれども。完全な状態ではないし、これだけの馬なので完全の状態でなければ出走させられない。
東京大賞典も視野に入れられるし、総合的に判断して回避を決めました」
そして今週、水曜朝に
東京大賞典に向けての追い切りを終えた後、厩舎にうかがいました。すると平田師、穏やかな表情で愛馬の様子を確認していました。
「振り返ってみると、実は今年はなんやかんやで出走前にちょっとしたハプニングがあったんですよ。でも、競馬の直前ではなくて1週前とかもっと前に起きていて、当週までには治っていたし状態に問題はなかったんです。
だから、
チャンピオンズCの直前は『今回は何もなくて良かった』と話していたら、当週で違和感が…。すぐに気持ちは切り替えたし、
東京大賞典に向けて
チャンピオンズC回避の影響はないです」
結果的にあのときの歩様の違和感は
東京大賞典との中間におきたハプニングとカウントされることになりましたね。そういう年もあるのでしょう。2019年は
ゴールドドリームがそういった細かいハプニングにも襲われないことを願います。
この中間はこれまでどおりプールに通っていますし、食欲もバッチリで馬はとても元気。5つめのGI制覇を期待しています!
(取材・文:花岡貴子)