桜花賞後の
C.ルメール騎手が「トリ
プルクラウンを考えられる」といった
アーモンドアイ。今回は堂々の1番人気で、ファンの期待が込められた単勝オッズは1.7倍だった。2番人気は
桜花賞で初めて土をつけた
ラッキーライラック(単勝オッズ4.1倍)、3番人気は
フローラS勝ちの
サトノワルキューレ(同5.5倍)だった。
サヤカチャンが後続を離しての逃げ。1枠に入った人気馬2頭、
リリーノーブルは3番手、
ラッキーライラックは5番手を進む。
桜花賞と同じ7枠13番スタートの
アーモンドアイは、ゲートを五分で出て
桜花賞よりも前めの位置となる
ラッキーライラックの直後につける。10馬身近いリードを広げた
サヤカチャンの1000m通過は59秒6。しかし、徐々に
サヤカチャンのリードはなくなっていき、直線に入ると5馬身差まで詰まる。
最初に馬場の真ん中から抜け出しを図った
リリーノーブルだったが、内から
ラッキーライラック、外から
アーモンドアイが迫ってくる。
アーモンドアイの末脚は別格で、残り200mで
リリーノーブルを捕らえると最後は2馬身差をつけてゴール。
ラッキーライラックは
リリーノーブルに追いつけず3着。2・3着は入れ替わったものの、
桜花賞1〜3馬がここでも上位を占めた。3番人気の
サトノワルキューレは直線で伸びず6着。勝ちタイムは2:23.8(良)。
ルメール騎手は「今日はテンションが高かったので、早めにいいポジションを取った。それからは
リラックスして走れ、直線はすごくいい脚を使って加速してくれた。勝つ自信がありましたし、完璧なレースでしたね」と振り返った。
文句なしの快勝で、3冠への手ごたえに加え海外遠征への質問も飛んだが「2400mも問題なかったし、
秋華賞の2000mも大丈夫そうです。ポテンシャルが高く特別な馬なので、海外でもいけると思います」と回答。ファンにも夢が広がる一戦となった。
1着
アーモンドアイ 1人気
2着
リリーノーブル 4人気
3着
ラッキーライラック 2人気