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【2018GIプレイバック・天皇賞(秋)】レイデオロが2つ目のGIタイトル獲得

  • 2019年01月02日(水) 11時15分
 第158回天皇賞・秋で1番人気に推されたのは、安田記念以来の実戦となるスワーヴリチャード。差の無い2番人気は、前年のダービー馬レイデオロ。春は一息の成績に終わったが、前走のオールカマーで復活の勝利を飾っていた。この2頭の一騎打ちムードで、離れた3番人気に一昨年のダービー馬マカヒキ

 ダンビュライトが放馬・競走除外となり、どよめきに包まれる東京競馬場。

 スタート直後、1番人気のスワーヴリチャードマカヒキに寄られる形になって、再度、どよめきが起こる。

 ハナを奪ったキセキの1000m通過は59秒4。好時計連発の馬場コンディションを思えばゆったりとしたペースでレースを引っ張る。アルアインが2番手を追走し、レイデオロは縦長になった馬群の6番手という絶好のポジションをキープ。スワーヴリチャードは後方3番手から。

 キセキは6ハロン目から11秒台を並べる持続力勝負に持ち込み、直線に入るとアルアイン以下を振り切りリードは2馬身ほど。そこに外からレイデオロが襲いかかり、ゴール前できっちり捉え切った。外から伸びたサングレーザーがハナ差キセキを交わして2着に上がる。スワーヴリチャードは直線でも反応なく10着に敗れた。勝ち時計は1.56.8(良)。

 鞍上のルメールは3週連続のGI勝利。そして、管理する藤沢和雄調教師は実に6度目となる天皇賞制覇。

 1週前には追い切りを中止するアクシデントがあったものの、ルメールが「コンディションは完璧。パワーアップしていた」と振り返るほどの仕上げ。名門厩舎の底力を見せつけるレースとなった。

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