2018年は京都競馬場での開催となった第18回
JBCスプリント。
東京盃組と別路線組による16頭で争われた。
1番人気は
マテラスカイ。前走の
東京盃は単勝1.5倍の支持を裏切る4着に敗れていたが、
プロキオンSで従来の記録を1.2秒上回るレコードを記録している快速馬である。
2番人気
レッツゴードンキは
スプリンターズSからの転戦。3度目のダート挑戦で、過去2度のダート戦ではいずれも僅差の善戦を演じている。3番人気はコリアス
プリントを優勝した
モーニン。
揃ったスタートから
マテラスカイが先手を奪う。
ウインムート、
ナックビーナスが続き、前半3ハロン33秒7という流れ。そのまま
マテラスカイが後続を引き離して4コーナーを回る。コーナーワークで差を詰めた
グレイスフルリープが2番手に上がり、2頭が後続を3馬身ほど引き離す。懸命に粘る
マテラスカイを、じわじわと追い上げた
グレイスフルリープがクビ差捉えてゴール。混戦の3着争いは船橋所属の
キタサンミカヅキが追い込んだ。勝ち時計は1.10.4(良)。
「
武豊騎手の後ろで完璧な競馬が出来た」と振り返った通り、ロスなく追い上げギリギリ差すという、まさに
ルメール騎手の手綱捌きが光った一戦。これで
ルメール騎手は4週連続のGI勝利となった。