38回目を迎えた
ジャパンカップは2頭の外国招待馬を含む14頭で争われた。
日本の総大将は、史上5頭目の牝馬三冠を達成した
アーモンドアイ。初の古馬挑戦となるが、単勝1.4倍という圧倒的1番人気に支持された。消化不良に終わった
天皇賞・秋からの巻き返しを期す
スワーヴリチャードが2番人気、
京都大賞典で復活の狼煙をあげた
サトノダイヤモンドが3番人気で続く。
レースは
天皇賞・秋に続き
キセキがハナを奪い、1番枠の
アーモンドアイは3番手のインをがっちりキープ。
スワーヴリチャードも
天皇賞・秋とは打って変わって、好位を追走する。
前半3ハロン35秒9、1000m通過59秒9は特段速いものではなかったが、ここからが川田騎手と
キセキのコンビの真骨頂。11秒台のラップを並べて淀みのない持久力勝負に持ち込む。
直線に入っても
キセキの脚色は衰えず、後続を振り切りにかかるが、
アーモンドアイだけがぴったりと追走。残り200mを切ったところで
アーモンドアイが満を持して
キセキに並びかけ、最後は1馬身3/4差のをつけてゴールした。
ロンジンの公式時計が示したタイムは2:20.6。2005年に
アルカセットがマークした2.22.1を1秒5も上回る、驚異的な世界レコードである。
レース後の共同記者会見で
国枝栄調教師は「エネイブルと一緒にレースをしてみたい」と、
凱旋門賞が視界に入っていることを明言した。なお、2019年の初陣は3月30日の
ドバイターフまたは
ドバイシーマクラシックが予定されている。