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【2018GIプレイバック・ジャパンC】驚異の2:20.6 アーモンドアイが古馬牡馬も破り頂点に立つ

  • 2019年01月03日(木) 12時05分
 38回目を迎えたジャパンカップは2頭の外国招待馬を含む14頭で争われた。

 日本の総大将は、史上5頭目の牝馬三冠を達成したアーモンドアイ。初の古馬挑戦となるが、単勝1.4倍という圧倒的1番人気に支持された。消化不良に終わった天皇賞・秋からの巻き返しを期すスワーヴリチャードが2番人気、京都大賞典で復活の狼煙をあげたサトノダイヤモンドが3番人気で続く。

 レースは天皇賞・秋に続きキセキがハナを奪い、1番枠のアーモンドアイは3番手のインをがっちりキープ。スワーヴリチャード天皇賞・秋とは打って変わって、好位を追走する。

 前半3ハロン35秒9、1000m通過59秒9は特段速いものではなかったが、ここからが川田騎手とキセキのコンビの真骨頂。11秒台のラップを並べて淀みのない持久力勝負に持ち込む。

 直線に入ってもキセキの脚色は衰えず、後続を振り切りにかかるが、アーモンドアイだけがぴったりと追走。残り200mを切ったところでアーモンドアイが満を持してキセキに並びかけ、最後は1馬身3/4差のをつけてゴールした。

 ロンジンの公式時計が示したタイムは2:20.6。2005年にアルカセットがマークした2.22.1を1秒5も上回る、驚異的な世界レコードである。

 レース後の共同記者会見で国枝栄調教師は「エネイブルと一緒にレースをしてみたい」と、凱旋門賞が視界に入っていることを明言した。なお、2019年の初陣は3月30日のドバイターフまたはドバイシーマクラシックが予定されている。

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