5日に中山競馬場で行われる
中山金杯(4歳上・GIII・芝2000m)。このコースについて解説していく。
ホームストレッチの右端からのスタート。すぐにゴール前直線から1〜2コーナー中間地点まで5.3mの坂を上る。初角までの距離は405mと長く、すぐに急坂を上る形になるため、前半のペースは落ち着きやすい。中山芝2000mは内回りを使用するため1〜2コーナーのカーブはきつめ。2コーナーから向正面にかけて大きく下り、下り切った後は3〜4コーナーまで比較的平坦が続く。ゴール前直線310mは四大場で最も短いが、高低差2.2mの上り坂が待ち受けている。スタート直後とゴール前、二度にわたって急坂を上ることになるタフな舞台設定だ。
過去10年の平均勝ちタイムは1.59.75。1着馬の上がり3Fの平均は34秒59。15年に
ラブリーデイが1.57.8のレコードで優勝しているがこれは例外。1分59秒台から2分00秒台での決着が標準的だ。
前年末の5回中山開催は9日間を通じてAコースで施行されるが、この1回中山開催はCコースで行われる。内側の荒れた芝が6メートル分カバーされる形になるので、特に開催前半は内枠先行勢が有利になりやすい点には注意が必要だ。