5日に京都競馬場で行われる
京都金杯(4歳上・GIII・芝1600m)について馬番・枠順別に検証していく。
近年、年明けの京都開催は内枠有利の傾向が強く、それはファンにも知れ渡っている。改めて説明すると、5回京都開催ではAコースが温存されるため、Aコースで行われる1回京都は、荒れていない内を通れる内枠勢が強いということだ。
この
京都金杯でもその傾向は明白で、過去10年、二桁馬番の優勝例はゼロ。10番より外の馬券絡みは僅か4回だけである。
枠順で内外を比較してみると、より分かりやすい。
1〜4枠は9-8-7-53で複勝率31.2%、5〜8枠は1-2-3-78で複勝率7.1%で、外枠は大幅な割引だと断言できる成績。1枠は複勝率36.8%で複勝回収率107%、4枠は複勝率30.0%で複勝回収率135%。オッズに織り込まれている以上に有利さが凌駕している1枠、オッズにはそれほど反映されないものの外枠に対してアドバンテージが大きな4枠といったところだろうか。
近年は内枠有利がオッズに織り込まれているとはいえ、16年に16番枠の
トーセンスターダムが1番人気を、17年には14番枠が2番人気を裏切っている。外枠に人気馬が入った場合は、慎重に取捨を検討したい。
ただ、昨年は13頭立てで9番→13番→7番での決着。昨年の1回京都は例年ほど内枠有利の傾向ではなかった点は頭に入れておきたい。