「AJCC・G2」(20日、中山)
菊花賞馬が今年の始動戦へ、着々と準備を整えている。
フィエールマンは9日、嶋田(レースはルメール)が乗って美浦Wコースへ。パートナーの
アッラサルーテ(6歳1600万下)を見ながら、軽快にスピードに乗って直線に入ると、内から貫禄の違いを見せつけるように2馬身先着。5F67秒6-39秒5-12秒4のタイム以上に、クラシックホースの看板にふさわしい躍動感あふれるフットワークが光った。
見届けた手塚師も「良かったですね。もともと本数はいらないタイプだけど、やっぱりいい感じで動きます」と満足そうな表情。17日に予定されている来週の最終追い切りには、ルメールが駆け付けて感触を確かめることになっている。キャリア4戦で菊の舞台を制した若き俊才。明け4歳となり、さらに進化した姿を見せてくれそうだ。
提供:デイリースポーツ