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【京成杯】ランフォザローゼス躍動感魅せた 余力十分に併入

デイリースポーツ
  • 2019年01月10日(木) 06時00分
 「京成杯・G3」(14日、中山)

 超のつく良血馬ランフォザローゼスが美浦Wで躍動。タイム自体は平凡ながら、余力十分に併入を決めて気配の良さを示した。タレントぞろいの藤沢和厩舎の中でも、秘めた素質は遜色なし。ここできっちりと結果を出し、さらなる高みへと向かいたい。

 世界のスターホースを知る若き天才が、日本が誇る超良血馬をベタ褒めした。ランフォザローゼスは9日、馬場清掃直後の美浦Wに登場。口を割って先行するドラゴンストーム(7歳障害オープン)をスムーズに追走した。直線では鞍上の指示に従って内に入り、持ったままでギアチェンジ。滑らかに加速して馬体を並べ、そのまま併入した。

 タイムは4F55秒5-41秒1-13秒4と平凡だったが、追いだせば楽に詰められる余裕の手応え。マーフィーは「すごくいい動き。フィジカルはコンパクトでもいい感じだった。VTRで見た前走(葉牡丹賞2着)は少し子どもっぽい感じで厳しい競馬になっていたが、今回の方が良くなっているのでいいレースができる」と意欲をのぞかせた。父はキングカメハメハ、母の父はディープインパクト、祖母は名牝エアグルーヴと、競馬ファンならおなじみの活躍馬が並ぶ血統に「本当にきれいな馬」と目を丸くした。

 藤沢和師は昨年、2歳戦だけで16勝と白星を量産。「(成長が)遅かったけど、順調に来ている。前走は抑え込まれて苦しい感じになった。将来を期待して買った繁殖の子だし、期待は大きいよ」と高評価を与える。今春をにらむ3歳牝馬戦線にはグランアレグリアシェーングランツがスタンバイ。同厩2頭に負けじと重賞タイトルをもぎ取り、出世争いに加わりたいところだ。

提供:デイリースポーツ

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