「
日経新春杯・G2」(13日、京都)
降りしきる雪を力強く蹴散らした。
ムイトオブリガードは9日、栗東CWで
オノーレペスカ(3歳未勝利)、
タガノアニード(5歳500万下)を最後方から追走。直線は最内を突き、水分を含んだ緩い馬場をものともせず、躍動感十分のス
トライドを見せつけた。
6F80秒3-38秒2-12秒1で貫禄の最先着に、見届けた角田師は「ラストはサラッと伸ばす程度だったが、良かったね。1頭になるとフワッとするけど、いつも通りだから」と満足げにうなずく。「いくらか体は大きくなっているが太め感はない。いい状態」と好気配を伝えた。
昨年は500万下勝ち直後の身で
阪神大賞典に挑戦。結果は8着だったが、「もしかしたらと思ったんだけど…。いい経験にはなったね」と師も認める通り、そこから3連勝でオープン入り。前走の
アルゼンチン共和国杯も2着に入った。「脚元に不安定なところがあるし、一回一回が勝負。右回りは問題ない」。充実一途の明け5歳馬が、タイトル奪取で幸先のいいスタートを切る。
提供:デイリースポーツ