13日に京都競馬場で行われる
日経新春杯(4歳上・GII・芝2400m)について馬番・枠順別に検証していく。
近年、年明けの京都開催は内枠有利の傾向が強く、それはファンにも知れ渡っている。改めて説明すると、5回京都開催ではAコースが温存されるため、Aコースで行われる1回京都は、荒れていない内を通れる内枠勢が強いということだ。
京都金杯こそ12番の
パクスアメリカーナが勝ち切ったが、1月5日6日の競馬を見る限り、今年も基本的には内、前優勢と考えたい。
日経新春杯は上がり順位が結果に直結しやすい外回り2400mで行われる。一見、枠順の有利不利は小さいように思える舞台設定だが、データ的にはやはり内枠有利の傾向が見てとれる。
内外の傾向を見る上で、まずは1〜4枠と5〜8枠を比較してみよう。
1〜4枠は6-6-5-42で複勝率28.8%、複勝回収率73%
5〜8枠は4-4-5-69で複勝率15.9%、複勝回収率54%
外枠からでも馬券には絡んでいるが、好走率、回収率とも内枠の方が優秀だ。
馬番別では、最多となる5回の馬券絡みが8番、3回で1番、3番、5番、7番、9番が続いており、一桁馬番が優勢。13番より外の馬は21頭出走して馬券絡み無し。この中には、5番人気以内の馬も7頭含まれている。出走頭数が少なければ外目の枠でも問題ないが、13頭を超えるような多頭数になると外枠の不利さが目立ってくる。今年は16頭が出走するだけに、枠順が一つのキーポイントになりそうだ。