今年は
菊花賞馬
フィエールマンが出走予定だが、元々はトップクラスの参戦は少ないレース。1番人気も過去10年で4連対のみと苦戦気味となっている。
1.大レースでの好走経験が必要
過去10年の勝ち馬のうち、それまでGIかGIIで3着以内に入った経験がなかった馬は皆無だ。中山にしろ阪神にしろ、小回りの2200m戦は底力が問われる流れになりやすく、実績面のハードルは高めに見積もりたい。
2.GI馬は苦戦を強いられる
前項の例外となるのが、過去に
JRA・GIを勝った実績のある馬。過去10年でGI馬が、このレースで馬券圏内に入った例はない。2018年の
ゴールドアクターは3番人気11着、2015年の
ゴールドシップは1番人気7着、2010年の
キャプテントゥーレは1番人気11着。
3.前走凡走馬が巻き返す
前週の
日経新春杯では好調馬が強いという傾向があり、今年も前走1着馬が2、3着に入った。それと対照的に、このレースでは前走で凡走していた馬の巻き返しが目立つ。過去10年で前走で馬券圏内を外していた馬が7勝して2着5回と、毎年のように好走している。
ジェネラーレウーノは中山では4戦3勝、唯一負けた
皐月賞でも3着に好走した。今回と同じコースの
セントライト記念を快勝した実績もあり、小回りの中距離戦には自信を持っている。
菊花賞は長丁場への対応を意識したレースになったが、この距離ならば不安はない。巻き返しを期待したい。