「AJCC・G2」(20日、中山)
3つ目の重賞タイトルを目指す
ジェネラーレウーノが16日、美浦Wで躍動感あふれるフットワークを披露した。
京成杯、
セントライト記念をVと中山では無類の強さ。自慢のスピードを生かして勝利をつかむ。
主戦・田辺を背に馬場入りした
ジェネラーレウーノは、角馬場でじっくり体をほぐしてから美浦Wへ。僚馬
アングレーム(4歳500万下)を10馬身以上先行させてスタートした。5Fからはゆったり流したが、4F標識を過ぎると一気にスピードアップ。直線半ばでパートナーの内から馬体を並べると、余力たっぷりの手応えで併入フィニッシュを決めた。
タイムは4F51秒3-37秒0-12秒8。鞍上は「前の馬に追いつかないかと思ったが、4コーナーでうまくロスをカバーしてくれました。中山コースで勝っているし、今回の条件はいいと思う」と納得の表情でコメント。いつものように馬場内までついて行き、入念にチェックした矢野師も「いい形で併せられたし、馬も楽に走っていた。順調に来ているし、あとはレースで走ってもらうだけ」と仕上がりに関して自信を隠さない。
菊花賞9着後はじっくりと充電して、ここを目標に乗り込まれてきた。放牧先から戻ってきた時は536キロ(前走出走時は506キロ)だったが、調整が進むにつれてシェイプアップ。「日曜(13日)にも坂路でけっこう速いところをやって(4F53秒8-11秒7)、体は出来ている。全体的に大きくなっていますよ」と指揮官は成長ぶりを強調する。
今回と同舞台の
セントライト記念では、2番手から抜け出す正攻法の競馬で、2着
レイエンダ以下を完封した。今回も小細工は無用。自慢のスピードを生かした戦法で、早めに主導権を奪って後続勢を突き放すつもりだ。
提供:デイリースポーツ