27日に京都競馬場で行われる
シルクロードS(4歳上・GIII・芝1200m)について馬番別に検証していく。
馬番別にみていくと、最多となる5回の馬券絡みが7番、3回の馬券絡みが1番、2番、4番、8番、9番。過去10年に馬券絡みがないのは5番と14番(出走数の少ない17、18番は除く)。この数字の並びからも明白だが、圧倒的に内枠が優勢だ。
馬番1〜4番の成績は5-4-2-29。複勝率27.5%、複勝回収率104%で、ベタ買いでもプラスとなる。一桁馬番まで広げて1〜9番だと9-7-8-66で、複勝率26.7%、複勝回収率120%。さらに回収率はアップする。30頭中24頭と、実に馬券圏内の8割までが、一桁馬番の馬なのだ。
二桁馬番(10〜18番)は1-3-2-64。複勝率8.6%で、複勝回収率も55%にとどまっている。二桁馬番は大きなハンデと考えて良いだろう。
京都芝1200mは、当レースに限らず、内枠が有利なコースとして知られている。過去3年(2016年〜2018年)の成績は以下の通り。
1〜4枠:42-44-47-409、複勝率24.5%、複勝回収率114%
5〜8枠:43-42-39-565、複勝率18.0%、複勝回収率57%
やはり、京都芝1200m全体で比較しても、好走率、回収率ともに内枠が圧倒している。
今年の1回京都の芝は、例年よりも時計が掛かり重い状態で開催されている。それだけに従来の傾向がそのまま当てはまるとは限らないが、これだけ顕著な傾向が出ているコースだけに、基本的には内枠重視の姿勢を崩さずに臨んだ方が良さそうだ。