愛知杯に出走の
ランドネは昨年秋シーズンは
紫苑S(GIII)から
秋華賞(GI)、
修学院S(1600万下)をしっかり走り終えることができました。
「3走ともキッチリ結果を出してくれましたね。昨年の春に比べたらしっかり走れるようになっていて注文もつかなくなっています」(辻野助手)と、陣営の評価もまだもろさが垣間見えた昨年の春シーズンと比べると確実に上がっています。
今回は休み明けの一戦。牝馬は充電効果もあって放牧明けのほうが走るケースもみられますが、
ランドネの場合は休み明けで少し元気が余っているようです。
「休んでいた分、いまは一生懸命走り過ぎてしまうところがみられますね」
これも彼女の生真面目さゆえのことなのでしょう。
今週、最終追い切りは坂路で行われました。これもやはり一生懸命になり過ぎる彼女の体調をベストに持っていくための配慮でした。
「オーバーワークになり過ぎないように、という狙いでした。ただ、
ランドネはそれでも時計が出てしまうんですよね」と陣営がいうとおり、時計は51秒7-12秒8でした。
斤量は53キロ。これは陣営の見込みより少し重かったようで「もう少し軽くなってくれたら、と期待していたんですけどね(苦笑)」と泣きが入っていました。それでも、一所懸命走る
ランドネへの期待の高さは変わりありません。
「準オープンの
修学院Sを勝ったので、今度はオープンの舞台で飛躍して欲しいと思っています。一生懸命走る馬なので、落ちついて競馬に臨めればいいですね」
(取材・文:花岡貴子)