「
東京新聞杯・G3」(2月3日、東京)
昨年は5戦して未勝利に終わった良血
ジャンダルムが、巻き返しの今年初戦を迎える。母は02年
スプリンターズS、03年
高松宮記念を制した
ビリーヴだ。
「昨年の秋は、状態も良かったので期待していました。でも、前走のマイルCSは久々の当日輸送が影響したのか、レース前にイレ込んでしまい、ゲートでも駐立が悪く不完全燃焼の競馬になってしまった」と池江師。期待が高いからこそ、もどかしい思いは強くなる。
前走後は鳥取県の大山ヒルズで英気を養った。「例年なら冬場は雪深くなるけど、今年は降雪が少なかったので、リフレッシュ後は乗り込むことができました」とうなずく。12日に帰厩すると、休養効果をアピールするように、追い切りでは抜群の動きを連発。1週前の24日の栗東CWでは、6F83秒0-38秒2-11秒6の好時計。次週、
共同通信杯に出走予定の
クラージュゲリエを圧倒した。
「1週前の動きがすごく良かった。前走は久々の当日輸送もあってイレ込んだが、今回は東京への長距離輸送でも1泊しますから。その分、落ち着きも出ると思う」とは担当の星井助手。長いトンネルを脱出し、
デイリー杯2歳S以来となる重賞V2へ。ここで結果を出せば、春の大舞台が見えてくる。
提供:デイリースポーツ