東京スポーツ杯2歳S(GIII)では出遅れが響いて
ニシノデイジーにハナ差の2着と惜敗した
アガラス(牡3・美浦・
古賀慎明)。
前走後、放牧に出てリフレッシュした今回、重賞初制覇の期待がかかる。30日(水)は、初めてコンビを組む
戸崎圭太騎手を背にウッドチップコースで最終追い切りを消化した。追い切り後の古賀調教師のコメント。
「当該週に戸崎騎手に乗ってもらうのを踏まえて、日曜日(27日)にしっかりとやっています。今日はジョッキーに感触を掴んでもらう追い切りでした。
今のウッドチップは走りづらい感じもありますが、その分安全に負荷もかけられるでしょうし、鞍上とのコンタクトも取れていて気持ち良さそうに走っていました。馬場入り前の南スタンドの前あたりからテンションが上がらず大人しかったですし、鞍上とも合っているのかなと思いました。
前走はスタートで後手を踏み位置取りが悪くなったのが響きましたね。直線でもスムーズさを欠いたところもありましたが、これまでとは違った競馬ができたのは良かったと思います。
今日も落ち着いていたように、メンタル面で成長していますし、体の幅も徐々に出てきました。輸送も大丈夫でしょう。関西まで行くので、良い結果を出したいですし、クラシック路線に乗せたいですね」
(取材・文:佐々木祥恵)