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音無厩舎ミッキーロケットの後継エースにふさわしいインディチャンプの逸話/トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2019年01月30日(水) 18時00分
 次週の京都記念で2019年を始動する予定だったミッキーロケットの電撃引退は衝撃的だった。今思えば、24日の公式発表の2日前、和田が追い日でもないのに、わざわざ音無キュウ舎を訪れたのは、自身久々になるGIタイトル(昨年の宝塚記念)をプレゼントしてくれた“相棒”に対する、最後のねぎらいと別れのあいさつのためだったのだろう。

 ミッキーロケット&和田のコンビといえば、今週の東京新聞杯に出走するインディチャンプ絡みのこんな話がある。

 インディチャンプが500万下に出走する際の最終追い切りで、併せ馬の相手になったのがミッキーロケット。そこでインディチャンプが馬なりで楽々と先着したため、ミッキーロケット騎乗の和田は驚嘆の声を上げたそうだ。

「“何? その馬”って、本当に驚いてた。そりゃそうだろうな。まだデビューしたばかりの馬が、重賞を勝っている古馬に楽に先着してしまったんだから。“どこに使うの? 俺に乗せてほしいわ”とも言っていたよ」とはインディチャンプを担当する内徳キュウ務員だ。

 新馬戦を勝ち上がって間もなかった当時、追い切りで併走馬に乗った和田を魅了した馬は今現在、タッグを組んでいる福永を魅了し続けている。

「昨年(福永)ユーイチが初めて乗った時(1000万下・小豆島特別2着)、上がってきて“この馬、走るわ。ずっと乗り続けたい”って。それだけ手応えを感じたんだろうな」(内徳キュウ務員)

 当然ながら、福永は東京新聞杯にも騎乗する。この中間は2週前追い切りで予想以上に時計が出てしまう誤算(坂路4ハロン50.7秒)があったが、1週前追い切りに福永自ら騎乗して絶妙なタイム(同52.8秒)を刻み、軌道修正に成功するアシストを決めている。

「まだトモがパンとしていないから、その分、良くなる余地も残している」(内徳キュウ務員)というインディチャンプミッキーロケットなき音無キュウ舎を引っ張る新たな看板馬として、マイルGI戦線に名乗りを上げてほしいものだ。

(栗東の坂路野郎・高岡功)

東京スポーツ

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