メイショウベルーガの息子である
メイショウテンゲンくん。前走の未勝利戦はスタートで出遅れながらもしっかりとしたコーナーリングで回ってきたと思ったら、直線では大きく外によれる幼さを見せていました。それでも、無事に勝ち上がれたのは何よりです。
「直線で抜け出てから馬がフワフワと遊んでしまったようでした」と土屋助手。
でも、遊びながら2着以下に2馬身差をつけているあたりは「力がある」(土屋助手)ことを実証できたのではないか、と思います。
今回は前走のこともあって、リングハミをつけての参戦となります。
「調教では真っ直ぐ走るし悪さもしないんですが、念のためにリングハミに替えてみます。しっかりコーナーをまわってロスなく力を出してくれればと思っています」(土屋助手)
レースを戦うごとに普段の馬の表情は変わってくるものです。隣にいる
カツジはだいぶオッサンになりました。でも、
メイショウテンゲンについては馬房での姿はまだまだホントに表情が幼くて、子供だなぁっていうかんじなんです。ぜひここで結果を出して、クラシックに名乗りを上げて欲しいものです。
(取材・文:花岡貴子)