ドバイ国際競走への
ステップレースとしての役割もあり、またGI・
大阪杯の前哨戦にも位置づけられるレース。毎年多くのスターホースが顔を揃えるが、今年は例年に比べると手薄なメンバー構成になりそうだ。
1.決め手勝負型は苦戦
過去10年間の勝ち馬のうち、差しての勝利だったのは1頭のみ。残りの9頭は、4コーナー4番手以内で競馬をしていた。2018年の
レイデオロや2017年の
マカヒキ、2016年の
レーヴミストラル、2015年の
ハープスターのように、鋭い決め手を武器に実績を残して来たタイプは苦戦を強いられている。
2.
ディープインパクト産駒の人気馬は不振
過去10年で
ディープインパクト産駒の成績は[1-5-2-10]。2013年には6番人気の
トーセンラーが勝利して、2017年は5番人気の
スマートレイアーが2着しているが、1番人気に支持された
マカヒキ、
ハープスター、
ジェンティルドンナは連を外しており、人気馬は信頼しにくい。
3.
日経新春杯組は苦戦
前走で
日経新春杯を走っていた馬は[0-0-1-16]。2011年に
ヒルノダムールが2番人気で3着した以外は、ほとんど勝ち負けにもかからない成績に終わっている。同じく冬の京都の中距離GIIではあるが、メンバーレベルの違いもあって関連性は薄い。
タイムフライヤーは
ホープフルSの勝ち馬。昨年は不振に苦しんだが、2歳時に萩Sを圧勝しているように、3コーナー過ぎの下り坂で加速に乗れる京都外回りは合っている。前走
中山金杯は5着だったが0.2秒差。距離延長は好材料だし、斤量が55kgになるのも有利だ。