スワーヴリチャード、
ディーマジェスティ、
リアルスティール、
イスラボニータ、
ゴールドシップと、最近7年間の勝ち馬のうち5頭が後にGIを制している。クラシックを占う上で見逃せない重要な一戦。
1.2歳重賞での序列があてにならない
前走ですでに重賞を勝っていた馬の過去10年の成績は[1-1-0-4]。すべてが1、2番人気だったが、勝ったのは2014年の
イスラボニータただ一頭。実績馬が馬群に沈むシーンが繰り返されてきた。
2.キャリア不問の傾向が強まる
最近6年間の勝ち馬のうち4頭は1勝馬だった。また、2016年の
ディーマジェスティ、2015年の
リアルスティールは前走がそれぞれ未勝利・新馬だった。過去10年でフルゲートになったことはなく、素質馬は除外の心配なく調整できる。
3.2か月半以上の休み明けは苦戦
2か月半以上の休み明けでここに挑んだ馬は、過去10年で22頭いて、連対馬は4頭(
ディープブリランテ、
イスラボニータ、
スワーヴリチャード、
サトノソルタス)だけ。この4頭はいずれも前走が今回と同じ東京芝1800m戦だった、という共通点がある。
ダノンキングリーはデビューから2連勝。前走の
ひいらぎ賞は不利な外枠から早めに脚を使いながら3馬身半差の圧勝、力の違いを見せつける内容だった。前走の内容ならば距離延長は問題なさそうで、重賞勝ち馬が相手でも楽しみが大きい。