10日に京都競馬場で行われる
京都記念(4歳上・GII・芝2200m)について種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる8回の馬券絡みは
ディープインパクト、4回で
キングカメハメハが、3回で
マンハッタンカフェが続く。
ディープインパクト産駒は1-5-2-10で複勝率44.4%、複勝回収率94%。複勝率、複勝回収率とも悪くないが、勝ち切れておらず、勝利したのは13年の
トーセンラーのみ。14年には
ジェンティルドンナが、15年には
ハープスターが1番人気を裏切っている。ともに、上がり順位は4位以下で、自慢の末脚が不発に終わった格好。ディープ産駒を買うならば、2番人気以下から3連複の軸とするのが良さそうだ。昨年はただ1頭の
ディープインパクト産駒だった
アルアインが3番人気で2着と好走している。今年は
ハートレー、
マカヒキが登録している。
ステイゴールド産駒は0-0-1-7。厳冬期の中距離重賞だけに意外だが、馬券に絡んだのは10年の
ドリームジャーニー(2番人気3着)のみ。人気薄が多かったとはいえ、このレースとの相性は今ひとつで、昨年も
クロコスミアが5番人気8着に終わっている。
今年は
ステイフーリッシュ、
パフォーマプロミスが出走を予定。ともに上位人気が予想されており、
ステイゴールド産駒不振のレース傾向を払拭できるか注目したい。
ハーツクライ産駒は0-0-0-5。12年
ウインバリアシオンが2番人気6着、13年
ジャスタウェイが1番人気5着と人気を裏切っており、こちらも相性は良くない。今年は
カフジプリンスと
タイムフライヤーが出走を予定している。