10日に京都競馬場で行われる
京都記念(4歳上・GII・芝2200m)について馬番別に検証していく。
馬番別では、最多となる4回の馬券絡みが6番、9番、3回で4番、10番、11番、12番が続く。一桁馬番では8番だけが、過去10年で馬券に絡んでいない。
頭数が揃いにくいレースなので、枠番別で内外を比較してみたい。
・1〜4枠
4-4-3-34 複勝率24.4% 複勝回収率50%
・5〜8枠
6-6-7-51 複勝率27.1% 複勝回収率76%
内枠有利になりやすい芝レースには珍しく、外枠の方が好走率、回収率とも上回っている。特に8枠は3-2-4-11で複勝率45.0%、複勝回収率155%と素晴らしい成績。
8枠の成績が良い=差し、追い込み有利というわけではなく、09年
ヴィクトリー、13年
ショウナンマイティ、14年
デスペラードと3角1番手から3頭が馬券に絡んでいる。
連続開催終盤ということで、内目の馬場が荒れてくるため、スタートから状態の良い芝を走れる上に、レースの主導権を握りやすいことが、外枠有利の要因なのかもしれない。
今年の京都の芝は、例年以上に重い状態で推移しており、内枠有利の1200m戦でも外枠の台頭が目立っている。12頭の出走にとどまっているとはいえ、外枠を引いた馬には注意を払いたい。