10日に東京競馬場で行われる
共同通信杯(3歳・GIII・芝1800m)について馬番別に検証していく。
馬番別では、最多となる4回の馬券絡みが4番、6番、8番、3回で1番、2番、3番、5番が続く。一桁馬番で過去10年、馬券に絡んでいない馬番は無し。
頭数が揃いにくいレースで、二桁馬番の出走自体が少ないとはいえ、11番より外は0-0-1-20。一桁馬番内で大きな有利不利は見受けられないが、頭数が多い時の外枠は明確に不利で、昨年も12番枠だった1番人気の
グレイルが7着と人気を裏切った。
ただし、今年は登録段階で僅か8頭、そして出走確定した段階で7頭と、2007年以来の一桁の出走頭数となった。
過去10年でもっとも少頭数だったのが13年と16年の10頭立て。馬番という観点からはやや離れてしまうが、その年の結果を参考までに振り返ってみる。
13年は4番人気の
メイケイペガスターが優勝。2着に2番人気のゴッドフ
リート、3着に9番人気の
マイネルストラーノが入り、1番人気の
ラウンドワールドは4着に敗れている。
16年は6番人気の
ディーマジェスティが優勝。2着に5番人気の
イモータル、3着に3番人気の
メートルダールが入り、1番人気の
ハートレーは9着に敗れている。
ともに1番人気が馬群に沈み、3連複万馬券の波乱となった。
キャリアの浅い馬同士の一戦で、賞金加算など各陣営の思惑も様々な不確定要素の多いレース。少頭数といえども、一筋縄ではいかないのが特徴だ。