10日に京都競馬場で行われる
京都記念(4歳上・GII・芝2200m)の舞台となる京都芝2200m外。このコースについて解説していく。
スタートは、内回りコースの直線入り口付近。400m弱進んで1コーナーを迎える。2コーナーを回って約500mの
バックストレッチに突入。
バックストレッチ半ばから3コーナーにかけて上り、4コーナーにかけて下る坂の高低差は4.3m。最後の直線は約400mでほぼ起伏は無い。基本的にはペースが上がりにくく、瞬発力が問われることが多いため、上がり順位がレース結果に直結しやすい。
2回京都はBコースで開催され、
京都記念は6日目となる。前年の4回開催5回開催で使われ、1ヶ月空いた後、1回開催から連続12日目。さすがに芝の状態は落ちてきている。
また、時期的に道悪になりやすく、近5年で4回稍重以下で行われている。そのため、勝ち馬の平均上がりは34秒85止まり。前述の通り、京都芝2200m外は、基本的には切れ味勝負になりやすいコースだが、このレースに限っていえば、そのイメージは捨てた方が良さそう。実際、近3年の勝ち馬は、
サトノクラウン、
サトノクラウン、
クリンチャーと名うての重い芝巧者が名を連ねている。
特に今年の京都の芝は例年以上に時計を要している。切れ味よりもパワーが求められる公算が高そうだ。